『商社ランキング』というコーナーを設けました。
7大商社の過年度業績を基に、ランク付けしています。
今のところ、2011年度通期の数値しか反映させていませんが、
随時更新していく予定です。
就職活動中・転職活動中の方は参考にしてみてください。
新卒の学生に多いのですが、会社をネームバリューだけで選ぶ人がいます。
その人の価値観なのかもしれませんが、財務諸表を読まずに会社を選ぶのはリスクです。
なぜなら、「ネームバリュー」なんて、時代とともに変わるからです。
入社当時ステータスが高かった会社も、あなたが退職を迎える頃はどうなってるか分かりません。
逆もしかり。今はぱっとしない会社でも、成長性のある会社は将来ネームバリューを手にするわけです。
会社人生は約40年。
40年前の日本で人気の会社はどこか知っていますか?
1972年当時です。具体的な会社名は挙げませんが、当時人気だった会社(業界)も今は経営難で苦しんでいたりします。
なので、会社のネームバリューだけに捉われず、
「自分が何をしたいか」「この会社は成長を続けられるのか」
という視点で会社をじっくり観察してみてください。
具体的にどのように企業を分析するか、については『商社ランキング』で解説していこうと思います。
ここでは簡単に、財務分析のポイントを書きたいと思います。
7大商社の過年度業績を基に、ランク付けしています。
今のところ、2011年度通期の数値しか反映させていませんが、
随時更新していく予定です。
就職活動中・転職活動中の方は参考にしてみてください。
新卒の学生に多いのですが、会社をネームバリューだけで選ぶ人がいます。
その人の価値観なのかもしれませんが、財務諸表を読まずに会社を選ぶのはリスクです。
なぜなら、「ネームバリュー」なんて、時代とともに変わるからです。
入社当時ステータスが高かった会社も、あなたが退職を迎える頃はどうなってるか分かりません。
逆もしかり。今はぱっとしない会社でも、成長性のある会社は将来ネームバリューを手にするわけです。
会社人生は約40年。
40年前の日本で人気の会社はどこか知っていますか?
1972年当時です。具体的な会社名は挙げませんが、当時人気だった会社(業界)も今は経営難で苦しんでいたりします。
なので、会社のネームバリューだけに捉われず、
「自分が何をしたいか」「この会社は成長を続けられるのか」
という視点で会社をじっくり観察してみてください。
具体的にどのように企業を分析するか、については『商社ランキング』で解説していこうと思います。
ここでは簡単に、財務分析のポイントを書きたいと思います。
会社経営で大事な指標は、
「収益性」「安全性」「効率性」「生産性」「成長性」「キャッシュフロー」です。
会社経営者や投資家は、これらをベースに判断を重ねています(実際にはこれ以外にもたくさんの判断基準はありますが)。
「収益性」を例に挙げると、
企業の収益性を分析するにあたって使用する指標には、 「資本利益率」や「売上高利益率」があります。
ぼや子は財務諸表を読む時、「売上高利益率」を計算することが多いです。
財務諸表の読み方を知らないと、ついつい売上高に目がいきがちで、
「商社は○○兆円も売り上げていてすごい!!」
となりますが、これは危険です。
会社にとって大事なのは、
「いくら契約したか(=受注高、売上高)」ではなく、「いくら儲けたか(=利益)」
です。
詳しく言うと、
売上高-原価-販売費および一般管理費-営業外収益-特別損益-法人税等=純利益
をどのようにして生み出すかがポイント。
この利益を生むためにはどうすればいいのか考えるのが「経営」です。
企業は投資家から運転資金(=資本金)を集め、売上をあげています。
売上から出た利益を株主に還元するのが、企業の役割のひとつです。
売上高がいくら高くても、利益がマイナス(赤字)であれば、いい会社とは言えません。
たとえ、ネームバリューがあったとしても、です。
赤字会社に入ることは、とても危険なのです。
赤字会社の経営者は考えます。
「どのように黒字転換するか」
先程の計算式を見て頂きたいのですが、
当期純利益を出すまでに色々な要素がありますよね。
経営者にもよりますが、以下のような感じで経営改善していきます。
まずは売上高を増やして原価率を抑えるでしょう。
(従業員を増員せずに売上高を伸ばそうとすると、従業員ひとりあたりの負担は増えます)
キャッシュフローがマイナスとなり、財務状況が悪化すると、
資産売却を始めます。投資有価証券や土地・建物です。
バランスシートの動きを見れば分かります。
そして、販売費および一般管理費です。
会社では、「販管費(ハンカンヒ)」と略して呼びます。
原価部分を除いた、いわゆる「経費節減」の「経費」です。
販売費・広告費・役員報酬・従業員給与・福利厚生費・地代家賃・水道光熱費・交際費・旅費交通費・通信費・減価償却費などです。
販管費を無駄遣いする会社は、決していい会社とは言えません。
しかし、削り過ぎもよくありません。従業員のモチベーションに影響を与えるからです。
一番つらいのが「従業員給与の削減」、すなわち人件費カットです。
財務諸表を熟読していると、ここらへんの雰囲気が分かってきます。
「次は人件費カットに手を付けるかも・・・」
ぼや子としては、人件費カットは伝家の宝刀だと思っています。
よっぽどのことがない限りありえませんが、世の中儲かっている会社ばかりではありません。
大学の友人で、一部上場企業のネームバリューのある会社に入社した人がいます。
彼は「初任給○○円!勝ち組!」と内定した時は浮かれていましたが、
入社直後に経営悪化。数年後、給与カットされました。
でも、これは入社前に財務諸表をちゃんと読んでいれば予測できることでした。
会社を選ぶ基準は人それぞれです。
色々な価値観で働いていいと思います。
でも、 会社を選ぶ際に、財務諸表を見るというのをおすすめします。
財務分析して納得した上で入社するなら、後悔はしないと思うからです。
入社してから財務諸表を見て愕然としても、後の祭りです。
『商社ランキング』では、企業分析をしていきますので、
たまに覗いてみてください。
ぼや子がどのようにして経営分析を勉強していったかは、また今度お話しますね。
ぼや子が財務諸表が読めなかった時代に買っていた本だけご紹介します。
一番やさしい入門 財務諸表の読み方 新会計基準対応
財務分析の仕方・分析指標について分かりやすく解説してあり、入門者にとっては打ってつけの本です。ぼや子もこの本から始めました。
世界一わかりやすい財務諸表の授業
財務諸表の成りたちが分かりやすく解説してあります。
スッキリわかる日商簿記3級
できれば入社前には取得しておきたい資格です。
「収益性」「安全性」「効率性」「生産性」「成長性」「キャッシュフロー」です。
会社経営者や投資家は、これらをベースに判断を重ねています(実際にはこれ以外にもたくさんの判断基準はありますが)。
「収益性」を例に挙げると、
企業の収益性を分析するにあたって使用する指標には、 「資本利益率」や「売上高利益率」があります。
ぼや子は財務諸表を読む時、「売上高利益率」を計算することが多いです。
財務諸表の読み方を知らないと、ついつい売上高に目がいきがちで、
「商社は○○兆円も売り上げていてすごい!!」
となりますが、これは危険です。
会社にとって大事なのは、
「いくら契約したか(=受注高、売上高)」ではなく、「いくら儲けたか(=利益)」
です。
詳しく言うと、
売上高-原価-販売費および一般管理費-営業外収益-特別損益-法人税等=純利益
をどのようにして生み出すかがポイント。
この利益を生むためにはどうすればいいのか考えるのが「経営」です。
企業は投資家から運転資金(=資本金)を集め、売上をあげています。
売上から出た利益を株主に還元するのが、企業の役割のひとつです。
売上高がいくら高くても、利益がマイナス(赤字)であれば、いい会社とは言えません。
たとえ、ネームバリューがあったとしても、です。
赤字会社に入ることは、とても危険なのです。
赤字会社の経営者は考えます。
「どのように黒字転換するか」
先程の計算式を見て頂きたいのですが、
当期純利益を出すまでに色々な要素がありますよね。
経営者にもよりますが、以下のような感じで経営改善していきます。
まずは売上高を増やして原価率を抑えるでしょう。
(従業員を増員せずに売上高を伸ばそうとすると、従業員ひとりあたりの負担は増えます)
キャッシュフローがマイナスとなり、財務状況が悪化すると、
資産売却を始めます。投資有価証券や土地・建物です。
バランスシートの動きを見れば分かります。
そして、販売費および一般管理費です。
会社では、「販管費(ハンカンヒ)」と略して呼びます。
原価部分を除いた、いわゆる「経費節減」の「経費」です。
販売費・広告費・役員報酬・従業員給与・福利厚生費・地代家賃・水道光熱費・交際費・旅費交通費・通信費・減価償却費などです。
販管費を無駄遣いする会社は、決していい会社とは言えません。
しかし、削り過ぎもよくありません。従業員のモチベーションに影響を与えるからです。
一番つらいのが「従業員給与の削減」、すなわち人件費カットです。
財務諸表を熟読していると、ここらへんの雰囲気が分かってきます。
「次は人件費カットに手を付けるかも・・・」
ぼや子としては、人件費カットは伝家の宝刀だと思っています。
よっぽどのことがない限りありえませんが、世の中儲かっている会社ばかりではありません。
大学の友人で、一部上場企業のネームバリューのある会社に入社した人がいます。
彼は「初任給○○円!勝ち組!」と内定した時は浮かれていましたが、
入社直後に経営悪化。数年後、給与カットされました。
でも、これは入社前に財務諸表をちゃんと読んでいれば予測できることでした。
会社を選ぶ基準は人それぞれです。
色々な価値観で働いていいと思います。
でも、 会社を選ぶ際に、財務諸表を見るというのをおすすめします。
財務分析して納得した上で入社するなら、後悔はしないと思うからです。
入社してから財務諸表を見て愕然としても、後の祭りです。
『商社ランキング』では、企業分析をしていきますので、
たまに覗いてみてください。
ぼや子がどのようにして経営分析を勉強していったかは、また今度お話しますね。
ぼや子が財務諸表が読めなかった時代に買っていた本だけご紹介します。
一番やさしい入門 財務諸表の読み方 新会計基準対応
財務分析の仕方・分析指標について分かりやすく解説してあり、入門者にとっては打ってつけの本です。ぼや子もこの本から始めました。
世界一わかりやすい財務諸表の授業
財務諸表の成りたちが分かりやすく解説してあります。
スッキリわかる日商簿記3級
できれば入社前には取得しておきたい資格です。
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