9月に住友商事が今期の目標を下方修正したことに続き、
丸紅も資源と食料分野での減損を公表し、
更に「資源の三井」も今期目標を下方修正してきました。
そんな中での、第3四半期決算です。
丸紅も資源と食料分野での減損を公表し、
更に「資源の三井」も今期目標を下方修正してきました。
そんな中での、第3四半期決算です。
会社名 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | 2014年度予算比進捗率 |
---|---|---|---|
三菱商事 | 3,153億円 | 3,345億円 | 4,000億円に対して79%。 |
三井物産 | 2,544億円 | 3,169億円 | 2015年2月4日に 3,800億円から3200億円に下方修正し80%。 |
伊藤忠商事 | 2,314億円 | 2,256億円 | 3,000億円に対して77% |
丸紅 | 771億円 | 1,602億円 | 2015年1月26日に 2,200億円から1100億円に下方修正し70%。 |
住友商事 | ▲103億円 | 1,805億円 | 2014年9月29日に 2,500億円から100億円に下方修正。 |
三菱商事:「非資源分野が好調」とHPに明記!
でも、エネルギー関係で昨年度比▲262億円という数字を見ると、資源でダメージを受けていることも分かる。
実際に昨年度比で▲192億円。
伊藤忠商事:他の4社が昨年度比で大幅に下げている中、唯一昨年度比で+57億円と絶好調な様子。
資源でのダメージはもちろんあるものの、利益に占める非資源の割合が86%と高くなったので、非資源が資源の減益分(▲246億円)を見事カバーした模様。
残りの3社は昨年度比でも大幅ダウン。
三井(▲625億円)、丸紅(▲831億円)、住商(▲1,908億円)。
資源にやられた形。
この第3四半期で特徴的だったことは、資源価格の下落と円安。
円安は商社にとっては、輸入も輸出もあるから、まぁプラスにもマイナスにも働く要因。
しかし、資源偏重だった商社にとって1バレル50ドルを切る事態は予想できなかったことでした。
資源には色々な利権やらが絡んでおり、複雑だということが改めて分かった昨今でした。
今期の目標まで着実に歩みを進めている三菱商事と伊藤忠商事がどこまで持ちこたえられるのか!?
住友商事は果たして本当に100億円を達成できるのか・・・?
(だって、住商は資源価格云々の前に下方修正しているからね。(笑))
第4四半期もがんばりましょー!
第1四半期、第2四半期決算もご参照ください。
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