総合商社で働く一般職OLの激務な日々

大手総合商社で働くOLが、日々のストレスをぼやくもの。商社マンを目指す学生は多いですが、その仕事内容は実際に働いてみないと分かりません。総合商社に入れば、本当に何でもできますし、大きなプロジェクトに携わることができます。しかし、現実には泥臭い仕事が多かったり、激務だったり、変な人がいたり…。私の商社での日々を紹介しながら、総合商社への就職や転職を目指す方にアドバイスや商社の実態(年収、激務、仕事内容)を説明していけたらなと思っています。就活生へのメッセージも随時掲載。質問も受付中です!

スポンサーリンク
プロフィール
ニックネーム:ぼや子 Twitterでも商社関連ニュースをつぶやいています!


にほんブログ村 OL日記ブログへ


企業研究

2016年度 総合商社 新入社員の数 比較

2016年度がスタートしました。
今年の社長メッセージから、新入社員数と、会社の勢いを探ってみました。

新入社員数は、三菱商事が193名と多く、今一番勢いのある伊藤忠商事が152名と意外と少ないです。
また、最近「総合職より一般職の方が倍率が高い」とよく言われますが、伊藤忠商事に限って言えば、一般職が11名しか採用されていないので、かなりの高倍率だったことが予想されます。

☆三菱商事 合計193名☆
総合職 163名
一般職 30名

新社長のメッセージは、いきなり1500億円の損失の話から。若干暗く、勢いに陰りが見えます。。。

☆三井物産 合計187名☆
内訳記載なし。

「当社がこれまでにないほどの危機にある」と、やはり決算の話から。しかし、これから一緒に巻き返そう!という「商社っぽい」雰囲気があるようです。


☆住友商事 154名☆
総合職 127名
一般職 26名
医療従事職 1名

「信用」の重要性を説いたそうです。全文記載なし。

☆伊藤忠商事 合計152名☆
総合職 141名
一般職 11名

総合商社No1になる!!とほぼ言い切っています。No1商社の一期生おめでとう!と言っています。すごい鼻息です(笑)

 ☆丸紅 記載なし☆

人数の記載はないものの、4ページにわたる長い社長メッセージは全文掲載されているので、丸紅を志望する人は読みましょう。しかし、長い・・・!(笑)
「商社マンは夢だ!」と語り、夢を持って仕事に当たれ、と熱い商社マン魂が感じられます。
1日付で、もう一つのビックニュースは、本社移転のお知らせです。現在、丸紅は竹橋にありますが、今年の夏には日本橋に移転するようです。
 

【就活】伊藤忠のシェール撤退から考える


シェールガスで商社が軒並み大打撃を食らっている話は周知の事実。
2014年度決算 では、どの会社も資源での減損で利益を引き下げました。

素人目にも「資源は難しい」というのがよく分かりました。

そんな中、「伊藤忠商事、シェール事業から撤退」というニュースがありました。
なかなか潔い決断(?)ですね。

しかし、商社がある事業から撤退するというのは、なかなか大変な事実があります。
人材です。

商社は取扱い商材が「ラーメンからミサイルまで」なんて言われていましたが、
商社マンがみんな「ラーメンとミサイル」を取り扱っているわけではありません。
ラーメン専門の商社マンがいれば、タイヤ専門、鉄鉱石専門、金融専門など、
色々な人がいるわけです。

つまり、入社して以来「シェール専門」だった人がいるわけです。
(しかし、おそらく「シェール」は比較的新しい分野なので、その道一筋の人は若手だけと推測。)
彼らは今後、もしかすると全く異なる部署へ異動するかもしれません。
不遇の月日を過ごすことになるかもしれません。

就活生も面接で「御社で自動車事業をやりたいです!!」等、色々なことを言うと思いますが、
案外あっさりと、その事業から撤退なんてこともあるわけです。

ぼや子の知人にも、思わぬ異動で苦労している人がいました。
就活生は、各社のホームページなどでしっかりと会社研究をしましょう。
(例えば、今伊藤忠の面接で「資源やりたいです!」と言ってもダメなわけですよ。)

一過性の利益が出ている事業は長続きしない可能性があります。

石油価格とシェールガスについては、こちらの記事をご参照↓
石油価格の下落って?商社で働く一般職OLの豆知識。

石油価格の下落って?商社で働く一般職OLの豆知識。

最近よく聞く「石油価格の下落」。

あー、ガソリンが安くなってることでしょ?

くらいの知識しかなかったぼや子ですが、
「やっぱりぼや子は商社で働いてるし、石油価格とか意識してるんでしょ?」
と知人に言われ、「は?」とも言えず、、、
少し勉強しました。

まず、最近、石油価格が1バレル50ドルを下回り、45ドルまで下がりました。
なんと、半年で半値になったのです!

では、なぜそうなったか?
原因は色々ありますが、その一つが商社も積極的に投資している「シェールガス」。
アメリカで採掘の進んでる天然ガスです。
現在、アメリカではシェールガスの採掘が進んでおり、それによって原油輸入の必要がなくなったのです。
アメリカで採掘し、アメリカで消費するという「地産地消」なら輸送コストなどもかからず、原油よりも安上がりなのです。

さて、そうなると困るのは産油国(OPEC)。
アメリカが原油を買わなくなると、原油が余り、価格も下がります。

では、減産すればいいのではないか!と思いますが、ここでOPECは減産ではなく、価格を下げてまでシェールガスと戦う姿勢を見せているのです。

つまり、このまま原油価格が下がって、20ドルくらいになった場合、アメリカはシェールガスを自国で採掘するより、原油を輸入した方が安くなるので、原油回帰の動きになるわけです。

OPECはシェールガス開発をストップさせたいというのが狙いのようです。
 

一消費者としては、ガソリン価格が下がるので、嬉しいことですが、
商社に勤める人間としては、この流れは慎重に見守る必要がありそうです。

と言うのも、14年9月末に住友商事が1700億円の減損計上をしたことは記憶に新しいですが、
これもシェールガスが原因でした。

石油価格とシェールガスと商社の投資動向。
深いつながりがあるのです!

楽天証券のHPに商社が投資しているシェールガスの表がありました。
既に撤退しているものもありますが、ご参考までにご覧下さい。(表2)

(個人的理解と見解ですので、ご了承ください。)

三井物産がチューリッヒ美術展に協賛。チケットプレゼント中!

乃木坂にある国立新美術館。
ぼや子のお気に入りスポットです。
(ここのカフェでお茶するのが好きなんです!建物には無料で入れるので、カフェしに行くのです。)

もうすぐ、国立新美術館で『チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまでがあるのですが、
その協賛企業に三井物産が入っています。
商社の名前がこんな所にも!驚きですねぇ。

そして、三井物産のHPでは、この美術展のチケットを15名にプレゼントしています!
応募しなくちゃ!

三井物産チケット応募
 

コンビニの化学反応

最近のコンビニは複合店舗が多い。
八百屋、薬屋、イートインも増えている。

ファミリーマートの中山社長(元伊藤忠)も上記のインタビューで下記のように言っています。

『いろんなサービスを揃え、すき間なく提供できるようにしていきたい

今やコンビニの無い生活なんて、考えられないくらい、
コンビニは我々の生活に浸透している。
色々な”化学反応”が起こって、どんどん便利になればいい!

個人的には、・・・クリーニング店の併設を望む!(笑)

商社の新聞広告

三井物産が日経新聞に出している広告が面白い。
シリーズ「挑戦と創造」と題して、著名人のコメントが出ている。
5月21日は作家の宮部みゆきが出ていた。

個人的に宮部みゆきファンなので、目に留まった。
詳細は三井物産のHPを参照してほしい。

商社は何を扱っているか、何をしているかよく分からない業態である。
メーカーなら「当社のこの新製品を!」という広告でいいが、商社はそうはいかない。
逆に言えば、自由な広告を出すことができる。

今回の広告は、宮部みゆきのメッセージの中に商社の姿が垣間見えるようなそんな広告。

商社の広告比較なんて、案外面白いかもしれない。

 

商社の仕事~三菱商事「復興支援音楽祭」~

最近の「会社活動」はただ物を作ったり、売ったり、買ったりしていればいいというわけではありません。
「社会的責任」を果たさなくてはいけません。
それが結構大変なのです(笑)

三菱商事は2014年3月に「復興支援音楽祭」を行いました。
「ゆず」と岩手・宮城・福島各県の中・高等学校合唱部の生徒達との音楽祭です。
 
「え?商社がゆずと音楽祭?」と思うかもしれませんが、この種の活動も行っているわけです。
各社のホームページには色々な活動が出ていますので、見てみて下さい。


2013年度商社決算比較

各社の2013年度決算が出そろったので、3年分並べてみました。
  
会社名2013年度2012年度2011年度
三菱商事4,448億円3,600億円4,538億円
三井物産4,222億円3,079億円4,345億円
伊藤忠商事3,103億円2,803億円3,005億円
住友商事2,231億円2,325億円2,507億円
丸紅2,109億円2,057億円1,721億円

2013年度の特徴としては、
☆12年度と比較して為替の回復(USD期中平均レートが83円→100円※住友商事決算短信より)
☆日本経済の回復に伴う個人消費の増加
☆2014年4月の消費増税前の一時的需要の増加
☆日経平均も12,000円から一時的なれど16,000円まで回復

その結果、
☆住友商事以外は前年度から増益(住友商事は豪州の石炭事業で減損したため。一過性の損。)
☆伊藤忠、丸紅は過去最高益を更新
☆資源価格の低迷があったが、伊藤忠、丸紅は非資源分野に重点を置き増益

三菱や三井は年度単位で1,000億円も利益が変わったり、その事業規模の大きさを数字が物語っていますね。
そして、伊藤忠・丸紅の上を追い越すぞ!という姿勢も、確実に数字に表れています。
2014年度はどうなるか楽しみですね!
 

学生就職企業人気ランキング

学生人気企業ランキングは毎年見るが、今年も見てみると相変わらず商社がランクインしていた。

4位 伊藤忠商事(昨年1位)
16位 丸紅(4位)
27位 三井物産(49位)
34位 三菱商事 (13位)

三井物産は順位を上げているが、他の3社は大幅ランクダウンのような気がする。

今年は、サービス業が人気なようだ。
それは景気回復(=景気がよくなれば旅行などのサービス行の需要が増える)を反映しているとのことだが、
景気が良くなっていれば、商社だって業績は上がる。
現に、為替の影響などもあるが、総合商社は絶好調で第3四半期決算では計画を上方修正した企業もあった。

就職活動にトレンドはつきものだが、トレンドに流されずに行きたい会社があれば、その会社のことをよく調べてみて、就職活動をしてみてはどうだろうか??
 

総合商社の2013年度 第3四半期決算 比較

遅れましたが、2013年第3四半期決算比較です。
第1四半期第2四半期についても比較していますので、ご覧下さい。

2013年第3四半期決算(2013年12月)

三菱商事   3,559億円
三井物産   3,019億円
伊藤忠商事  2,503億円
住友商事   1,805億円
丸紅      1,633億円
※丸紅と住友商事はIFRS、他社は米基準決算。

ぼやこポイント
☆上方修正
三菱商事は業績が好調で、今期の最終業績見通しを4,000億円から4,200億円に上方修正しています。
4,200億円に対し、第3四半期時点での進捗率は85%。

伊藤忠商事も好調で、見通しを2,900億円から3,100億円に上方修正しています。
3,100億円を達成すると伊藤忠は史上最高益の見込み。

☆円安の影響で、各社とも昨年比では軒並み好調
三井物産は期初からの業績目標3,700億円を据え置き。現在の進捗率は82%。
住友商事も2,400億円を据え置き。75%の進捗率は5社の中では一番不調ですが、予定通り(?)ともいえるでしょう。
丸紅も2,100億円を据え置き。進捗率は78%。 

さて、実質あと1か月となってきた2013年度。
ラストスパートが気になりますね。
加えて、3月末の為替レートも気になるところです。 
スポンサーリンク
就職活動に役立つ本










  • ライブドアブログ