総合商社で働く一般職OLの激務な日々

大手総合商社で働くOLが、日々のストレスをぼやくもの。商社マンを目指す学生は多いですが、その仕事内容は実際に働いてみないと分かりません。総合商社に入れば、本当に何でもできますし、大きなプロジェクトに携わることができます。しかし、現実には泥臭い仕事が多かったり、激務だったり、変な人がいたり…。私の商社での日々を紹介しながら、総合商社への就職や転職を目指す方にアドバイスや商社の実態(年収、激務、仕事内容)を説明していけたらなと思っています。就活生へのメッセージも随時掲載。質問も受付中です!

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企業研究

総合商社の2013年度 第2四半期決算 比較

2013年第2四半期決算が出そろったので、比較してみます。
第1四半期とも比べてみて下さい。

2013年第2四半期決算

三菱商事   2,484億円
三井物産   1,972億円
伊藤忠商事  1,651億円
住友商事   1,166億円
丸紅      1,118億円
※丸紅と住友商事はIFRS、他社は米基準決算。

商社に限りませんが、円安の影響もあり、各社とも絶好調!
特に、丸紅の好調が目立ちます。
丸紅は、このままいけば、2013年度は最高益の2,100億円に達する見込みです。

為替がこのままの円安水準で進めば、各社とも最高益になるかもしれませんね!楽しみです。

総合商社の2013年度 第1四半期決算 比較

2013年第1四半期決算が出そろったので、比較してみます。

まず、アナリストぼや子として2013年4-6月を振り返ってみると・・・

・円安進む。4-6月の3か月間で、USDは10円円安が進みました。92.54円~103.73円の幅で動きました。
・株価も上昇。日経平均が15,000円まで上昇しました。商社株も好調に推移。

と言った具合に、日本全体で景気がよかったわけで、商社に限らず多くの企業が良い滑り出しだったようです。

総合商社5社の結果はコチラ。(連結当期純利益/億円)

三井物産   1,258億円
三菱商事   1,157億円
伊藤忠商事  773億円
丸紅      641億円
住友商事   609億円
※丸紅と住友商事はIFRS、他社は米基準決算。

商社の決算は、資源価格の影響を受けやすい体質でしたが、昨今の資源価格の下落で各社とも非資源分野に注力し始めていて、その結果が出始めています。

最近絶好調の丸紅は、四半期ベースで過去最高益を達成し、一時的に業界4位に浮上。
アメリカの穀物大手のガビロンを買収した食料部門が好調。
伊藤忠商事もドールを買収して、食料部門が好調。

資源の三井物産は、エネルギーが円安効果で好調。

第2四半期以降は、為替にも注目しながら見守りたく思います。


総合商社の2012年度決算(純利益)を比較してみました。

2012年度の総合商社の決算が出そろいましたので、ぼや子なりに分析してみました。

2012年度連結決算当期純利益(かっこ内は2011年度の純利益)
三菱商事   3,600億円(4,538億円)
三井物産   3,079億円(4,345億円)
伊藤忠商事  2,803億円(3,005億円)
住友商事   2,325億円(2,507億円)
丸紅      2,057億円(1,721億円)

 2011年度と比べると資源価格の落ち込みが大きく影響し、丸紅以外は前年比減益という結果です。
丸紅は非資源が好調で、過去最高益です! 

大手5社を比べると、各社の差が縮小していることがよくわかります。
一過性の利益や損失があり、単純に上記2年だけを比較しても仕方ありませんが、
1位の三菱商事と5位の丸紅の差が 1,000億円以上も縮まっています。

また、この2年間は、住友商事が長年の3位の地位を伊藤忠商事に明け渡しています。
そして、その下から丸紅が上位を狙ってきています。
来年も楽しみですね!

「総合商社」という枠組みだけで、上記5社を比較していますが、その中身の違いで差が出ています。
資源比率が高い三菱・三井はその影響を受けやすく、2011年度は好成績、2012年度は少し落ち込みました。
一方で資源以外に力を入れている丸紅はその影響を受けずに、好成績を維持しています。

各社のHPで決算報告が掲載されているので、よく研究してみて下さい。 
決算書の読み方については、過去記事「決算書を読もう」も参考にしてください。

決算書の読み方の勉強もお忘れなく!

12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~

小売と商社

以前、ローソンが三菱系列と書きましたが、その他はご存知ですか?

イオンも三菱商事、サミットは住友商事、ファミリーマートは伊藤忠商事、ダイエーは丸紅(ですが、丸紅がイオンに株を売るとか売らないとか諸説あり。)などなど。

ダイエーで売っている安いビールやジュースはよく見ると「丸紅」と書いてあります!
丸紅が輸入しているわけです。
ファミリーマートにも「伊藤忠商事」と記載されたお菓子がありますね。

手に取る商品を少し注意深く見るだけで、意外な発見がありますよ。

そして、総合商社のビジネスの広さをうかがい知ることができます。




ローソン社長も元商社マン

「元商社マン」シリーズが続きます。

ローソン社長の新浪剛史氏
先日開かれた産業競争力会議の民間議員として、日本経済再生に向けてご尽力されています。
ご存知の方も多いと思いますが、実は新浪氏も元商社マンです。

慶應義塾大学卒業後に三菱商事に入社。
その後、ハーバード大学経営大学院でMBAを取得。
三菱商事でローソンプロジェクトに携わった後、
2002年にローソンの代表取締役社長に就任しています。

ローソン社長のイメージが強いですが、元は商社マンです。
昨日、ローソンは賃上げを発表しました(年平均3%程度)。
甘利経済再生担当相もこのことについて好感しており、日本経済を明るくするには新浪氏のような行動力・実行力が必要なのだと思います。元商社マンだからこそ、このような攻めの姿勢で経営に取り組むことができるのかもしれませんね。


個を動かす 新浪剛史、ローソン作り直しの10年

商社マンがSoup Stock Tokyoを作る。

みなさん、「Soup Stock Tokyo」ってご存知ですか?
ぼや子も海外に行く時に成田空港で寄ったりしています。

ところで、この「Soup Stock Tokyo」。
実は、三菱商事の商社マンが立ち上げた会社なのです。 
しかも、商社マンが商社を辞めて起業したのではなく、
三菱商事初の社内ベンチャーです。

会社を立ち上げたのは遠山正道さんという商社マン。
慶應義塾大学卒業後、三菱商事に入社し、日本ケンタッキー出向後、
三菱商事初となる社内ベンチャーとして、「Soup Stock Tokyo」を立ち上げたそうです。

総合商社は様々な分野に進出していますが、このように飲食業もしています。
あなたのお気に入りの店が実は商社の仕掛けだったりするかもしれません!

ゼロから何かを作り上げるってわくわくしますよね。
 「Soup Stock Tokyo」を立ち上げた遠山さんもやりがいを感じていたに違いありません。
ぼや子もいつか世の中に新しい価値を提供していきたいです!

遠山氏が三菱商事を辞めずに「Soup Stock Tokyo」を立ち上げた時の苦悩と感動は本になっています。


スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る

興味ある方はぜひ読んでみてください♪

商社に女性役員誕生


伊藤忠商事の来年度の役員人事が発表されて、大手総合商社初の女性執行役員が誕生するそうだ。

「男性執行役員」って言葉はないことからも、まだまだ女性の社会的地位は低いんだなぁと思ったり。
「女性だから」と特別視するのもどうかと思うけど、活躍してほしいですね。

因みに、ぼや子は一般職初の役員を目指します。

今後とも、ご指導・ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます(´∀`)

第3四半期決算

商社の決算数値が出揃ってきました。

ぱっと見た感じ、三菱、三井、伊藤忠、住友、 丸紅の順のようです。

キーワードは[資源]でしょうかね〜。


商社ランキング更新しました。(2012年6月期)

商社ランキングを更新しました。

先月各社が発表した2012年6月期(1Q)の決算情報を基にランキングしてみました。

商社への就職・転職を目指している方は、各社の有価証券報告書をご自身で入手し、
比較してみることをおすすめします。

ご参考までに、商社ランキングの記事を一部掲載します。
まずは、2012年度1Qの売上高ランキング。

2012年度第1四半期 商社大手7社 売上高ランキング
第1位: 三菱商事 4,804,622百万円
(前年度通期 第1位)

第2位: 伊藤忠商事 3,035,714百万円
(前年度通期 第2位)

第3位: 三井物産 2,495,597百万円
(前年度通期 第4位

第4位: 丸紅 2,424,917百万円
(前年度通期 第3位

第5位: 住友商事 1,888,411百万円
(前年度通期 第5位)

第6位: 豊田通商 1,640,132百万円
(前年度通期 第6位)

第7位: 双日 1,001,595百万円
(前年度通期 第7位)


売上高だけで比較すると、「さすが三菱商事!」という感じですが、
こちらのランキングもご覧ください。

2012年度第1四半期 商社大手7社 営業利益ランキング
第1位: 三井物産 71,992百万円
(前年度通期 第1位)

第2位: 伊藤忠商事 54,558百万円
(前年度通期 第2位)

第3位: 住友商事 43,696百万円
(前年度通期 第4位

第4位: 丸紅 26,795百万円
(前年度通期 第5位

第5位: 豊田通商 26,343百万円
(前年度通期 第6位

第6位: 三菱商事 17,610百万円
(前年度通期 第3位

第7位: 双日 7,803百万円
(前年度通期 第7位)


「営業利益」で比較すると、三菱商事は大手7社中第6位なのです。
三菱商事の営業利益率は決して高くありません。2012年度1Qでも改善の兆しは見られませんでした。
純利益ベースでも業績はよくありませんね。
2012年2月に2,044円だった株価は、徐々に下落。2012年1Q決算後には再下落して、今月初めには1,375円まで下がっています。

一方、今期業績が好調なのは、三井物産と伊藤忠商事。
利益率も高いです。株価はどの商社も似たような動きをしていますが、この2社と住友商事の収益性は高いですね。

数字はあくまでも参考までに。
でも、数字から「経営方針」や「社風」を感じることもできます。
色々比較してみると面白いですよ

どの分野に力を入れているから業績は好調で、なぜその分野に注力するに至ったかを新聞や経済誌でチェックしてみましょう。これが企業研究です

面接には、ばっちり企業研究していきましょう

※ランキングは商社各社が発表している決算数値を基に作成していますが、ご自身でも確認するようにしてください。

商社ランキング:財務諸表を読んで業績を分析。

『商社ランキング』というコーナーを設けました。

7大商社の過年度業績を基に、ランク付けしています。

今のところ、2011年度通期の数値しか反映させていませんが、
随時更新していく予定です。

就職活動中・転職活動中の方は参考にしてみてください。 

新卒の学生に多いのですが、会社をネームバリューだけで選ぶ人がいます

その人の価値観なのかもしれませんが、財務諸表を読まずに会社を選ぶのはリスクです。 
なぜなら、「ネームバリュー」なんて、時代とともに変わるからです。
入社当時ステータスが高かった会社も、あなたが退職を迎える頃はどうなってるか分かりません。
逆もしかり。今はぱっとしない会社でも、成長性のある会社は将来ネームバリューを手にするわけです。

会社人生は約40年。
40年前の日本で人気の会社はどこか知っていますか?
1972年当時です。具体的な会社名は挙げませんが、当時人気だった会社(業界)も今は経営難で苦しんでいたりします。 

なので、会社のネームバリューだけに捉われず、
「自分が何をしたいか」「この会社は成長を続けられるのか」
という視点で会社をじっくり観察してみてください。 

具体的にどのように企業を分析するか、については『商社ランキング』で解説していこうと思います。
ここでは簡単に、財務分析のポイントを書きたいと思います。
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