総合商社で働く一般職OLの激務な日々

大手総合商社で働くOLが、日々のストレスをぼやくもの。商社マンを目指す学生は多いですが、その仕事内容は実際に働いてみないと分かりません。総合商社に入れば、本当に何でもできますし、大きなプロジェクトに携わることができます。しかし、現実には泥臭い仕事が多かったり、激務だったり、変な人がいたり…。私の商社での日々を紹介しながら、総合商社への就職や転職を目指す方にアドバイスや商社の実態(年収、激務、仕事内容)を説明していけたらなと思っています。就活生へのメッセージも随時掲載。質問も受付中です!

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比較

2015年度 総合商社 第2四半期決算 比較

早いもので、今年ももう11月で、第2四半期決算が発表されました。

この第2四半期は、資源安が進んだり、中国ショックもあり、つられて日本株も下がったり、とそれなりに色々ありました。

そして、驚くべき結果が出ています。
伊藤忠商事の一人勝ちです。 

会社名2015年9月期2014年9月期(昨年)2015年度予算比進捗率
伊藤忠商事2,127億円1,522億円3,300億円に対して64.5%
三菱商事1,549億円2,551億円 3,600億円の目標を
3,000億円に下方修正(52%)
三井物産1,306億円2,227億円2,400億円に対して54%
住友商事 1,293億円▲384億円2,300億円に対して56%
丸紅 1,012億円1,303億円1,800億円に対して56%
(連結決算、国際会計基準による「親会社の所有者に帰属する四半期利益」)

伊藤忠商事は、上半期最高益を達成しました。
とにかく「非資源」を増やす戦術に出ており、最近はエドウィンの取り込を開始し、その効果が出た模様です。

比較的資源率の高い三菱商事と三井物産は正直冴えない印象です。
特に、三菱商事は予算を下方修正しました。 
しかし、資源だけではなく、非資源でも落とし穴があったようです。

住友商事は、昨年度大幅な減損を出しており、すでに懸念事項がなくなったのか、今期は好調です。

伊藤忠商事を除き、多くの企業があまり良い結果を出せていないのは、
資源価格低迷が予想より長引いていることが最大の要因ではないでしょうか。
伊藤忠商事は、今期ウハウハなようですが、三菱・三井が元気がないのが心配です。 
 

総合商社の2013年度 第2四半期決算 比較

2013年第2四半期決算が出そろったので、比較してみます。
第1四半期とも比べてみて下さい。

2013年第2四半期決算

三菱商事   2,484億円
三井物産   1,972億円
伊藤忠商事  1,651億円
住友商事   1,166億円
丸紅      1,118億円
※丸紅と住友商事はIFRS、他社は米基準決算。

商社に限りませんが、円安の影響もあり、各社とも絶好調!
特に、丸紅の好調が目立ちます。
丸紅は、このままいけば、2013年度は最高益の2,100億円に達する見込みです。

為替がこのままの円安水準で進めば、各社とも最高益になるかもしれませんね!楽しみです。

総合商社の2013年度 第1四半期決算 比較

2013年第1四半期決算が出そろったので、比較してみます。

まず、アナリストぼや子として2013年4-6月を振り返ってみると・・・

・円安進む。4-6月の3か月間で、USDは10円円安が進みました。92.54円~103.73円の幅で動きました。
・株価も上昇。日経平均が15,000円まで上昇しました。商社株も好調に推移。

と言った具合に、日本全体で景気がよかったわけで、商社に限らず多くの企業が良い滑り出しだったようです。

総合商社5社の結果はコチラ。(連結当期純利益/億円)

三井物産   1,258億円
三菱商事   1,157億円
伊藤忠商事  773億円
丸紅      641億円
住友商事   609億円
※丸紅と住友商事はIFRS、他社は米基準決算。

商社の決算は、資源価格の影響を受けやすい体質でしたが、昨今の資源価格の下落で各社とも非資源分野に注力し始めていて、その結果が出始めています。

最近絶好調の丸紅は、四半期ベースで過去最高益を達成し、一時的に業界4位に浮上。
アメリカの穀物大手のガビロンを買収した食料部門が好調。
伊藤忠商事もドールを買収して、食料部門が好調。

資源の三井物産は、エネルギーが円安効果で好調。

第2四半期以降は、為替にも注目しながら見守りたく思います。


総合商社の2012年度決算(純利益)を比較してみました。

2012年度の総合商社の決算が出そろいましたので、ぼや子なりに分析してみました。

2012年度連結決算当期純利益(かっこ内は2011年度の純利益)
三菱商事   3,600億円(4,538億円)
三井物産   3,079億円(4,345億円)
伊藤忠商事  2,803億円(3,005億円)
住友商事   2,325億円(2,507億円)
丸紅      2,057億円(1,721億円)

 2011年度と比べると資源価格の落ち込みが大きく影響し、丸紅以外は前年比減益という結果です。
丸紅は非資源が好調で、過去最高益です! 

大手5社を比べると、各社の差が縮小していることがよくわかります。
一過性の利益や損失があり、単純に上記2年だけを比較しても仕方ありませんが、
1位の三菱商事と5位の丸紅の差が 1,000億円以上も縮まっています。

また、この2年間は、住友商事が長年の3位の地位を伊藤忠商事に明け渡しています。
そして、その下から丸紅が上位を狙ってきています。
来年も楽しみですね!

「総合商社」という枠組みだけで、上記5社を比較していますが、その中身の違いで差が出ています。
資源比率が高い三菱・三井はその影響を受けやすく、2011年度は好成績、2012年度は少し落ち込みました。
一方で資源以外に力を入れている丸紅はその影響を受けずに、好成績を維持しています。

各社のHPで決算報告が掲載されているので、よく研究してみて下さい。 
決算書の読み方については、過去記事「決算書を読もう」も参考にしてください。

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