2017年度第2四半期の総合商社の決算が出そろいました。

今回はどこも絶好調
各社とも、「資源に頼らず、非資源で頑張ってますよ~」と言っていますが、結局は資源あっての好調ぶりな気がします。
株を買う投資家の立場に立てば、資源価格に左右される決算ていうのはあまり買いたい株だとは言えないような気がしますが(別にぼや子は投資家ではなく、ただの一般職なのですが)、今年は年末にかけて原油も60ドルまで持ち直すという説もあるので、まだまだ決算数値も株価も上がる余地があるということかと思います。



会社名2017年9月2017年度計画(進捗率)前年同期(増減)
三菱商事2,540億円4,500億円⇒5,000億円(51%)1,798億円(+742億円)
三井物産2,383億円3,200億円⇒4,000億円(60%)1,220億円(+1,163億円)
伊藤忠商事2,425億円4,000億円(61%)2,022億円(+403億円)
住友商事 1,553億円2,300億円⇒2,800億円(55%)658億円(+895億円)
住友商事1,046億円1,700億円(62%)805億円(+241億円)

(連結決算、国際会計基準による「親会社の所有者に帰属する四半期利益」)

ご覧の通り、5社すべて前年同期比で”ものすごい”好転ぶりです。5社合計で3,500億円近い好転。
改めて資源価格の威力を感じます。(加えて、一時より円安にもなっているように思うので、その影響もあるでしょうね~。細かく計算していませんが。)

いずれの会社も資源価格に左右されないように、資源でない分野にも注力すると言っていますが、やめたわけではないので、資源がプラスにもマイナスにも働くということです。

就職活動中の学生さんは、どの商社に入りたいか考えるときに、資源にどの程度左右される体質の会社なのか考えてみても良いかもしれません。
「大企業だから一生安心」という時代でもないので、上表の前年同期比の数字も参考にしてみてください。